ミンクオイルについて考えてみました・・・。
こんにちは!スタッツ(スタジオナッツ)です!
ミンクオイルの用途を間違えてしまい、「ベタベタになっちゃった!」や「シミになってしまった!」というお客様からの修理依頼があったのことを受けて、以前にメンテナンス方法として「ミンクオイル」の記事を載せさせていただきました。
でも・・・とっても良い油なんですよねー、ミンク油自体は。
というのも、スタッツ(スタジオナッツ)には石鹸工房もありまして、手づくりで無添加石鹸を作っています。
石鹸職人はオイルの種類・成分等に大変詳しく、ミンク油の事を教えてもらえました。
【ミンク油】
イタチ科の動物であるミンクの皮下脂肪から採取される油脂です。
オレイン酸やパルミチン酸などが含有されていて、特にパルチミン酸の量が多く、動物由来の油脂の中で最も高い17~22%を含有しています。
オレイン酸の含有量が高い油はプレミアムオイルと呼ばれますが、スクワランやホホバオイルなどと共にミンク油もその一種とされています。
人間の皮脂というものは大半がオレイン酸とパルチミン酸で構成されています。
したがって、乾燥肌の方は体内のオレイン酸とパルチミン酸がそもそも少ない傾向であるようです。
本革においても同じことが言えて、乾燥にはとても有効なオイルなのです。
そして、オイルは革繊維を徐々にほぐす性質があります。しみ込むオイルが多くなるほど、革は柔らかくなっていきます。
ミンクオイルを使用するのに向いているのは「染料仕上げ」の革製品です。
「染料仕上げ」とは、インクのような染料を、革にしみ込ませて色付けすることで、革の表面は基本的に露出しています。
ヌメ革やブライドルレザーにオススメですね!程よいエイジングが楽しめます。
反対に「顔料仕上げ」はペンキのような顔料を革に塗ることで色付けしているので、オイルが染み込まないので良くないですね。
「染料仕上げ」と「顔料仕上げ」については、また次回詳しく書かせていただこうと思っております。
乞うご期待!!
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