ゴヤールのサンルイ ハンドルのコバ面のベタベタのお悩みをコバ修理で解決！

ご覧頂き誠にありがとうございます。
神戸のレザーリペアショップstuts(スタッツ)です。

本日は、GOYARD(ゴヤール)のサンルイのバッグハンドル修理をさせて頂きましたので、修理事例をご紹介いたします。

さて、こちらのゴヤールのバッグがどのような修理になったかご覧ください。

また、こちらの記事と同じような症状でお困り、お悩みの方に少しでもお役に経てれば幸いです。

ご依頼品の詳細

ブランド/シリーズ名　：　GOYARD(ゴヤール)　/　サンルイ

製品種別　：　バッグ

カラー　：　ブラック

現在の状態　：　加水分解のバッグハンドルのべたべた、色剥がれ、色移り

ご依頼内容　：　コバの再加工

ご相談内容は？ -バッグのハンドルがべた付き始めた-

本日はGOYARD(ゴヤール)のサンルイの持ち手修理のご相談です。

当店の修理ブログでもたびたびご紹介しているゴヤールのサンルイのハンドル修理ですね！

ご使用年数は4年程度という事でしたが、ハンドルのコバ面がべたべたしてきたという事で修理のご相談を頂きました。

ご郵送で当店に送っていただき状態を拝見しましたが、やはり加水分解です！

合成皮革の裏地などでよく見られるあれですね！

コバと言われる革の裁断面の加工がベタベタになり、もともと平らだったコバ加工が粘土のようにドロッとして剥がれてきてしまっています。

実際にはポリウレタン(PU)やウレタンゴムといった素材に発生する化学反応の現象で、水分や空気中の湿気などで出てくる化学反応なんです。

バッグのハンドルなんかでこの現象が出やすいのは、やはり手でよく持つから！
手についた水分や手からでる汗などでこんな現象が発生してしまうんですね。

という事で、それでは今回も修理をはじめていきましょう！

こちらのゴヤールのバッグがどのようになったか、続きをご覧ください！

修理内容は？ -ハンドルコバの再加工修理-

今回の修理内容は、ベタベタしているハンドルのコバ再加工修理です。

修理の作業としましては、加水分解によりベタベタで粘土のように柔らかくなっていたコバを出来るだけ平らに整えていくところから始まります。

平らにするといっても粘土を伸ばすような作業ではなくて、研磨やいろいろな方法で劣化したコバを取り除いていく作業をしていきます。

再加工が出来る程度まで下処理が出来れば、あとは色合わせとツヤ調整をしたコバの補修剤を塗り重ねて再加工をしていきます。

一度塗っただけではただ色が乗っているだけという感じで本来のゴヤールの加工とは程遠いので、なんども塗り重ねをして肉厚なコバを再現していきます。

仕上げに補修剤が定着するように色止めと、再度ツヤの調整などのコーティングをすればコバ補修完了ですね。

お困りだったベタベタや粘土のようになっていたコバもキレイになり、サラッとした持ち手に修復出来ました！

before-after　写真

【before/after】

・バッグの正面から。当店のブログでもたびたびご紹介しているゴヤールのサンルイですね！

・ハンドルのコバという裁断面の加工がベタベタになってきたというご相談でした。ご使用年数は4年程度ですが、ハンドルの側面がベタベタしてきて粘土のように柔らかくなってしまいボコボコになっていました。

・加水分解という化学反応が起こって発生した劣化で、合成皮革のバッグの裏地なんかでもよく見られる症状ですね。今回は専用の補修剤での再加工をさせて頂きました。
 

・ベタベタでボコボコになっていたコバ面もかなり整える事が出来たと思います。
こちらでまた気持ちよくお使いいただけると思います。

いかがでしょうか？

今回のご相談のまとめ

本日はGOYARD(ゴヤール)のサンルイ バッグのハンドルコバ修理をご紹介いたしました。

この度は修理のご依頼を頂きまことにありがとうございました。

これで今後も気持ちよくお使い頂けますと幸いです。

ゴヤールの修理事例はこちら！

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