ご依頼品の詳細

ブランド/シリーズ名　：　LOUIS VUITTON(ルイヴィトン)　/　ダミエ

製品種別　：　ラウンドジップタイプ長財布

カラー　：　ホワイト×ピンク

現在の状態　：　角スレ、コバ剥がれ、コバのひび割れなど

ご依頼内容　：　コバの再加工

ご相談内容は？ -お財布のフチの角スレや剥がれが気になる-

本日はLOUIS VUITTON(ルイヴィトン)のダミエのお財布修理のご相談です。

チェスのマス目のようなデザインが特徴のルイヴィトンのダミエシリーズですね！
今回はホワイトとグレーのダミエのがらのお財布のご相談です。

ご相談内容としては、ファスナーと並んで加工されているコバと言われる箇所の加工が剥がれてきたので、そこのダメージが気になるという事でお問い合わせを頂きました。

コバというのは革などの裁断面の加工の事を言い、例えば革などをカットしてバッグやお財布などの製品にするときに裁断面をそのままにしてしまうと繊維層が剥き出し状態になってしまいます。

そのコバをそのままにして使っていると、裁断面がケバケバしてきてしまうんですね。
それを抑えるために塗料や磨きなどといった加工をするんです。

今回ご相談のお財布で言えば、チェスのマス目みたいになっているお財布本体の裁断面の毛羽立ちを抑えるために、ピンクの塗料でコバの加工がされていました。

ただ経年劣化でその加工が剥がれてきてしまい修理をしたいというご相談です。

当店へご相談の前にはブランドの修理にもお問い合わせをされたそうですが、ファスナー交換などの修理はやっているけど、コバの再加工は行っていないという事でお困りだったそうです。

という事で、それでは今回も修理をはじめていきましょう！

こちらのルイヴィトンのお財布がどのようになったか、続きをご覧ください！

修理内容は？ -外周コバの再加工修理-

今回の修理内容は、角スレや剥がれが出ているお財布外周のコバ再加工補修です。

本来は外周のコバにはファスナーテープと同じようなピンク色の加工がされていましたが、経年劣化によりそのほとんどが剥がれてしまっていました。

このままではファスナーを開け閉めする時などに擦れて、ダミエの生地からケバケバが出てきてしまう可能性があります。

まずは定着が弱っている元のコバ加工を剥がしてから、専用のクリーナーや薬品でコバ面の下処理をしていきます。

そのあと元のピンクのお色に調色したコバ補修剤を使用して、外周コバの再加工をしていきます。

コバ補修剤を何度も塗り重ねて、少し盛るように加工していきます。

今回のようなラウンドジップタイプの長財布のコバ補修は、ファスナーが近いためちょっと作業がしにくいんですね！
修理屋の理想としてましては、ファスナーなどの縫製を分解してからお財布本体部分だけにしてからコバの補修をさせて頂くと作業もしやすく、よりキレイに仕上がるんですが、それをするとお財布を分解する分だけ修理費用が高くなってしまいます。

ご希望があればお財布を分解してのコバ補修をさせて頂きますが、今回のような修理では補修剤がファスナーに付かないように保護をしてからコバの補修をさせて頂きます。

最後の仕上げにコーティングをして修理は完了ですね。

コバに色が入った事により角スレなどの劣化も分からなくなり、見栄えのする状態になったのではないでしょうか？

before-after　写真

【before/after】

・お財布の正面から。ルイヴィトンのダミエのお財布のご相談です。チェスのマス目のようになった柄が特徴で、お財布の定番ラウンドジップタイプの長財布ですね。

・ファスナーと並んでデザインされているコバという箇所の角スレや剥がれが気になるという事で修理のご相談を頂きました。ブランドにもお問い合わせをされたそうですが、ファスナーの修理しかしていないと言われたそうで、当店のHPを見てお問い合わせを頂きました。

・革などの裁断面の毛羽立ち抑えるために磨きや塗料での加工がされている箇所をコバといいますが、今回はそちらのコバの加工が経年劣化により剥がれてしまっていました。ということで、修理としましては元のピンクの色に合わせた補修剤での再加工補修です。

・ラウンドジップタイプのお財布の場合、ファスナーが近いため補修剤などが付かないようにファスナーの保護などをしてから補修作業をしていきます。角スレや色剥がれなどもほとんど分からなくなりました。

いかがでしょうか？

今回のご相談のまとめ

本日はLOUIS VUITTON(ルイヴィトン)のダミエのお財布修理の外周コバ修理をご紹介いたしました。

この度は修理のご依頼を頂きまことにありがとうございました。

これで今後も気持ちよくお使い頂けますと幸いです。

ルイヴィトンの修理事例はこちら！

コバ、フチの修理の事例はこちら！

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