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【LOEWE / お財布 修理事例】パイピングのスレ・破れの修理のご紹介です!!

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ロエベの長財布 フチのスレ傷、破れの革巻き修理をさせて頂きました。

 

ご覧頂き誠にありがとうございます。
神戸のレザーリペアショップstuts(スタッツ)です。

 

本日は、LOEWE(ロエベ)のラウンドジップ長財布の修理をさせて頂きましたので、修理事例をご紹介いたします。

 

さて、こちらのロエベのお財布がどのような修理になったかご覧ください。

また、こちらの記事と同じような症状でお困り、お悩みの方に少しでもお役に経てれば幸いです。

 

ご依頼品の詳細

 

ブランド/製品名:LOEWE(ロエベ)
製品種別:ラウンドジップタイプの長財布
カラー:パープル
劣化状態:パイピングのスレ・破れ
ご依頼内容:パイピング交換

 

ご相談内容は? -お財布の角やフチのキズ、破れが気になる-

 

本日はLOEWE(ロエベ)の長財布の修理のご相談です。

 

ロエベはスペインのブランドで、1846年にエンリケ・ロエベ・ロスバーグがマドリードに工房を開業し、1872年にブランドとして設立されました。

開業当初は革の長椅子などを手掛けていましたが、のちに貴族や富豪が使用する革製の宝石箱で有名になり、バッグやトランクを製造し始めたそうです。

素材へのこだわりがとても強く、子羊皮をなめしたナッパを使っていることでも有名ですね。

 

ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理前1

 

濃淡のある2色のパープルが使われたツートンの長財布ですね。

淡い色のパープルの本体に濃いパープルのパイピングが巻かれていますが、そのパイピング部分にキズや破れなどのダメージが目立ち始めたという事で修理のご相談を頂きました。

 

ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理前2

 

パイピングとは、何枚かの革をテープ革で挟み込みフチを縫っていくものです。
お財布はどうしても角部分にダメージを受けやすいので、パイピングは破れやスレを起こしやすくなってしまいます。

 

ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理前3

 

スレ程度でしたら、塗料でのリペア・オイルメンテナンスでお修理は可能ですが、破れが発生していると塗料を使ってのお修理は難しくなってきます。
出来ない事もないのですが、どうしても修理跡がデコボコになってしまう可能性が高くなってしまいます。

 

ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理前4

 

また素材に強いこだわりを持ったLOEWE(ロエベ)のお財布ですが、柔らかい革を使用していると角のスレ・破れ等の劣化はどうしても早くなってしまいます。

カーフ(子牛の革)・ナッパなどのラムスキン(子羊の革)を使用している製品は、とても上質な柔らかい質感で私も大好きなのですが・・・やっぱり耐久性はあまり持ち合わせていません。

 

ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理前5

 

しかも!表面を加工されていない場合には、クリーニングやオイルメンテナンスが非常に難しくなってきます。
とても柔らかく、クリーナーやオイルをとてもよく吸い込んでしまい、シミを作ってしまう事があるのです。

オイルメンテナンスをしなければ、革の乾燥が進み、スレ・破れを起こしやすくなる・・・けど、お手入れは結構難しい・・・。
とてもとてもデリケートな手のかかる革です。

 

今回は、それらのご説明をさせて頂きご相談の結果、パイピングのテープ革を新しいものに交換するお修理でのご依頼となりました。

 

修理内容は? -パイピング革の巻き直し修理-

 

今回の修理内容は、パイピングの交換修理です。

 

ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理後1

 

お財布の角やフチなどを中心に革巻き部分にダメージが多く見られましたので、外周部分の縫製を分解してから古い革巻きをお財布から外していきます。

 

ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理後2

 

お財布のフチ(外周)は劣化が進んでもあまり重要視されないことが多い気がするのですが、こうしてお修理してみると少しの部分も大事なのだなーと思います。

 

ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理後3

 

修理前後で確認すると、パッと見の印象が全く違ってきますね!

 

ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理後4

 

色もかなり近い革がありましたので、ほとんど違和感が無く修理が出来たのではないでしょうか?

 

ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理後5

 

before-after 写真

 

【before/after】

・お財布の正面から。スペインのハイブランドLOEWE(ロエベ)のラウンドジップ型の長財布になります。
ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理前1 ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理後1

 

・濃淡のある2色のパープルが印象的ですね。
ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理前2 ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理後2

 

・お財布の外周部分に巻かれた革にダメージが目立ち始めていました。特に角やフチにスレ傷や破れが出ていましたので、革巻きの交換をさせて頂きました。
ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理前3 ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理後3

 

・柔らかい革を使用していると角のスレ・破れ等の劣化はどうしても早くなってしまいます。元のナッパレザーよりも耐久性のある牛革を使って修理をさせて頂きました。
ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理前4 ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理後4

 

・お財布のフチというごく一部の劣化ですが、その一部分がキレイになるだけで見た目の印象も大きく変わりますね。
ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理前5 ロエベ ラウンドジップ 長財布 破れ 革巻き修理 修理後5

 

いかがでしょうか?

 

 

今回のご相談のまとめ

 

本日はLOEWE(ロエベ)のラウンドジップ型の長財布の革巻き修理をご紹介いたしました。

 

この度は修理のご依頼を頂きまことにありがとうございました。

これで今後も気持ちよくお使い頂けますと幸いです。

 

ロエベの修理事例はこちら!

 

革巻き・パイピング交換の事例はこちら!

 

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