イルビゾンテのショルダーバッグ　ベルトカットのカスタム施工をさせて頂きました。

ご覧頂き誠にありがとうございます。
神戸のレザーリペアショップstuts(スタッツ)です。

本日は、IL BISONTE / イルビゾンテのレザーショルダーバッグの事例をご紹介いたします。

さて、今回ご相談のバッグがどのような仕上がりになったかご覧ください。

また、こちらの記事と同じような症状でお困り、お悩みの方に少しでもお役に経てれば幸いです。

ご依頼品の詳細

【データ】
ブランド/製品名：IL BISONTE(イルビゾンテ)/
製品種別：ショルダーバッグ
カラー：ブラック
劣化状態：ほとんど劣化無し
ご依頼内容：ショルダーバッグのベルト10cmカット

before-after　修理前後写真

【before/after】

・バッグの正面から。

・バッグのショルダーベルトです。少し長めなのでカットして欲しいというご相談でした。

・ショルダーベルトの根元部分です。

・今回はショルダーベルトを10ｃｍ程度の長さをカット致しました。

いかがでしょうか？

今回の修理のご相談は？

本日はイルビゾンテのショルダーバッグのご相談です。
デザインがとてもシンプルで、見ているだけでテンションが上がってしまいますー！
何を隠そう、私スタッツ(スタジオナッツ)店長も大好きなのです・・・イルビゾンテ(*’ω’*)

最近ショルダーベルトのカットご依頼を多く頂きます。
海外ブランドのショルダーバッグは、日本の女性には長い物が多いようですね。
「イルビゾンテ」のほかにも、「クロエ」「ロエベ」「ルイヴィトン」のバッグでベルトカットやベルト調整穴の追加のご依頼が多いです。

ついこの間、日本に住んで5年という海外の女性の方がベルトバックルのお修理で来店されましたが、やっぱりスラーっと身長が高かったです！
しかも頭小さい、美人、日本語上手で明るくてカワイイ・・・って、これは関係ないのですが、ショルダーベルトが長いのにも納得。
私も日本女性の中では背が高い方ですが、使用しているイルビゾンテのバッグのショルダーは少し長いですね。

調整穴を追加する事は道具さえあれば誰でもできるものなのですが、この度のご依頼のバッグはベルトループで調整するものです。
なかなか複雑な作りになっており、カシメ(革を留める金属パーツ)もブランド独自の物を多く使用していて、ロゴが入っている箇所が多いバッグでございます。
部分的な解体は必要になるのですが、出来る限り最小限の解体作業でベルトをカットさせて頂きます。

今回の修理内容は？

全体のショルダーの長さがすっきりとしました。
3段目のビフォーアフターを見て頂けると分かるのですが、真ん中のカシメ(革を合わせてつなぐための金属パーツ)が少し大きくなっています。
今回は、ここのカシメ解体のみでベルトをカットできる構造でした！
最小限の解体でベルトをカットできて、ブランドロゴが入ったカシメを解体する事なく施工ができて良かったです。
(一度外してしまった金属パーツは再利用することができません・・・)

説明が少し難しいのですが、ホックが付いている革パーツと本体ベルトがここのカシメで解体できたので、きれいに本体ベルトを10cm短くすることができました。

カットした断面はそのままにしておくと革の乾燥につながりますので、コバ処理をさせて頂きました。
ベルトの端はもともとしっかりステッチが入っていましたので、こちらも再度ステッチをかけています。

さすがイルビゾンテ。
見えないところまで細かい作業がなされているバッグでしたー！
見た目を大きく変化させることなく施工ができて、本当に良かったです。

今回のご相談のまとめ

今回はイルビゾンテのレザーショルダーバッグのカスタムをご紹介させて頂きました。

この度は修理のご依頼を頂きまことにありがとうございました。

これで今後も気持ちよくお使い頂けますと幸いです。

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