ボッテガヴェネタ お財布修理のご案内【縫製・パーツ交換編】 ブランド別よくあるお悩みと修理のご案内
【ブランド別】修理のご紹介bottega veneta -ボッテガヴェネタ-brand ブランド-kind-製品種別-お財布コラムその他の修理パイピング/革巻き交換ピックアップ張替え修理破れ補修糸ほつれ・縫い直し修理裏地交換金具・パーツ交換
当店への修理のご依頼、ご相談の中でもbottega veneta / ボッテガヴェネタの製品のお問い合わせを多く頂戴いたします。
そこで、今回はボッテガヴェネタのお財布の縫製やパーツ、金具交換修理にスポットを当て、よくあるお悩みや修理事例をご紹介いたします。
目次
よくあるお悩み -ボッテガヴェネタ お財布編-
bottega veneta / ボッテガヴェネタのお財布でよくある修理、ご相談をまとめました。
- 角スレ、破れ
-パイピング交換、破れ補修 - 金具、ホックの故障
-金具交換、ホック交換 - 糸ほつれ
-再縫製、縫い直し - 裏地の破れ、汚れ
-裏地交換
それでは、ここからはそれぞれの修理事例をご紹介してまいります。
角スレ、破れ修理
お財布を使っているとどうしても角やフチなどにダメージが入りやすいですよね。
当店へのご相談でも、角の破れや外周部分のひび割れなどを多く頂戴いたします。
また、ボッテガヴェネタの代名詞でもあるイントレチャートという編み込み部分も破れてしまったというようなお悩みを多くお伺いします。
「お財布のパイピングが破れてきてしまった」
「編込みの一部がひび割れてボロボロになってきた」など
上記のような角スレや破れなどでお悩みの場合は、こちらを参考にご覧頂ければと思います。
それでは、ここからは症状や修理内容別にパイピング交換や破れ補修に関連するお悩みと修理を解説してまいります。
角の破れ、フチの破れ -パイピング交換-
ボッテガヴェネタのラウンドジップタイプのお財布によく見られるパイピング。
ファスナーに沿って外周部分にストローのような丸い革がデザインされている部分をパイピングと言いますが、角のスレなどが進んで破けてきてしまったというご相談を多く頂きます。
このような症状が出てしまった場合は、新しい革でパイピングの巻き直しをご案内させて頂いております。
・ラウンドジップタイプのお財布のパイピング交換の事例です。長年のスレ傷によって革が削れて行って大きく破れてしまっています。こちらはパイピングの巻き直しに使用する革の色合わせも一緒にさせて頂いた事例です。
・角の部分が破れてしまったという事例です。パイピングが破れてしまうと、お財布本体の革が剝き出しの状態になってしまうため、放置すると大きなダメージになってしまう恐れもあります。
・パイピング交換の場合ファスナーが縫い付けてある外周の縫製を解いていくので、ファスナーに不具合がある場合はパイピングと一緒に交換などをご相談頂くと、通常よりもお安くご案内可能です。
ボッテガヴェネタの製品は主にラムという子羊の革と、カーフという仔牛の革の2種類の素材が使われております。
ボッテガのラムは大変柔らかく手触りが良いのですが、柔らかい分だけ耐久性が低いのが特徴で、カーフは逆にハリがあって少し硬めですが、ラムに比べると丈夫な革になっています。
そのためパイピング交換のご相談を頂く場合は、柔らかいラムレザーのお財布がほとんどで、お財布によりましてはパイピングのほとんどが破れたり裂けてしまったりしているモノもあります。
そのまま放置してしまうと、パイピングにより保護されていたお財布の本体になる編み込み部分の革にダメージが入ってしまいやすくなるため、編み込みが解けてしまうなんて可能性も考えられます。
ブランドと同じ素材をご用意する事は出来ませんが、似た革でパイピングの交換をさせて頂きます。
破れ補修 -いろいろな破れ修理-
ボッテガヴェネタのイントレチャート(革の編み込み技法)ですが、使っている内に編込みの一部が破れてきてしまったというようなご相談を頂く事があります。
こちらでは編込みの破れなどと一緒に、様々な破れ修理の事例をご紹介いたします。
・2つ折りの長財布の修理事例です。ちょうど手で持つ位置の編み込みがひび割れてボロボロになってきてしまったという事でご相談のを頂きました。弱っている編み込みをカットして、新しい革で編み込みを再現しました。
・こちらはかなり特殊なケースでダメージが出ている部分の革を全て交換させて頂いた事例です。お財布の角の部分などが大きくえぐれてしまい、革自体が無くなってしまっていたので、元の編み込み部分を全て取り外し、新しい革に交換させて頂きました。
イントレチャートとは革の編み込み技法の事で、ボッテガヴェネタの代名詞になっていますね。
イントレチャートは、革を編込むことでお財布やバッグなどを使っている最中に受ける負荷を逃がし、型崩れなどを防いでくれる効果があります。
金具、ホック交換
お財布を開け閉めするためのボタンホックは、使っているとしっかり留まらなくなったしまったりします。
そのような場合は、ホックの交換で修理可能です。
ボタンホックの故障 -ホック交換-
・2つ折りの長財布のホック交換の事例です。バネホックと言われるタイプの留め金具ですが、使っていると中のバネが壊れてしまいお財布がしっかり閉まらなくなってしまいます。この事例では似たお色のバネホックを交換させて頂きました。
糸ほつれ
お財布を使っていると、スレなどにより糸が擦れてしまい縫製が解けてしまう事があります。
縫製がほつれてしまう箇所は、よく触ったり負荷が掛かりやすい箇所に多いですが、ほつれなどにより糸が切れてしまった部分を放置してしまうと、その部分からほつれが広がってしまう恐れがあります。
糸がほつれているといったお悩みがございます場合は、再縫製をご案内させて頂きます。
裏地の破れ、汚れなど
お財布の内側に付いている革や生地などの裏地ですが、使っていると汚れてきたり、破れてきたりなんて事が発生する事がありますよね。
特に小銭入れやカードホルダーの中は、コインやカードによって汚れやダメージが出てしまいやすい箇所になっています。
裏地が革で、ちょっとした汚れや色剥がれ程度であればリカラーでも対応は可能ですが、生地などの汚れや裏地が破れてしまっている場合は元のように修復する事が出来ません。
当店では裏地生地の汚れや破れでお困りの場合は、裏地の交換をご提案させて頂いております。
裏地などによく使われているシャンタンという生地を使用して、裏地の交換修理が可能です。
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