A.P.C ハーフムーンバッグの修理 目立つところに出来たスレ傷と落書きのお悩みを解決!
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A.P.Cのハーフムーンバッグ!バッグ表面のスレ傷と落書き修理のご紹介!
ご覧いただき誠にありがとうございます。
神戸のレザーリペアショップstuts(スタッツ)です。
本日は、A.P.C(アーペーセー)のハーフムーンバッグの修理をさせて頂きましたので、修理事例をご紹介いたします。
さて、こちらのアーペーセーのバッグがどのような修理になったかご覧ください。
また、こちらの記事と同じような症状でお困り、お悩みの方に少しでもお役に経てれば幸いです。
目次
ご依頼品の詳細
ブランド/シリーズ名 : A.P.C(アーペーセー) / ハーフムーンバッグ
製品種別 : ショルダーバッグ
カラー : ブラック
修理前の状態 : 表面のスレ傷、落書き汚れ
ご依頼内容 : スレ傷補修、リカラー補修
A.P.Cのハーフムーンバッグって?
1987年にフランスで設立されたファッションブランドのA.P.C。
ブランド名は「Atelier de Production et de Création(生産と創造のアトリエ)」という略称なんだそうです。
ハーフムーンバッグはその名の通り、半月型のフォルムが特徴的な、A.P.C.を代表する定番人気のショルダーバッグです。
長財布やペットボトルなどもしっかりと収納できる大きさで、普段使いに最適なサイズ感です。
最近ではミニサイズも登場し、こちらも人気が高いですね。
ご相談内容は? -表面のスレ傷と落書きが気になる-
本日はA.P.C(アーペーセー)のハーフムーンバッグの修理のご相談です。
A.P.Cを代表するハーフムーンバッグのご依頼になります。
ご使用年数は2年程ということですが、バッグ表面のスレ傷が目立ってきたので直したいというご連絡をいただきました。
上の2枚の写真からだと修理箇所があるようには見えませんよね?
ちょうど照明の角度と都合とかで、スレ傷部分が分かりにくくなってしまいました。
アップにするとこちら!
バッグの表面に、なにかミミズ腫れのような痕がくっきりと残ってしまっています。
個人的なイメージですが、このようなキズを拝見すると小学生のときなんかにチョークを立てて黒板をなぞった時の痕に似てるなぁなんて思うのですが私だけでしょうか?笑
こちらは背面側で、こちら側にも少し大きめのキズが何か所か目立ち始めていますね。
写真ではわかりませんが、今回は落書きの痕も消してほしいという事でご相談をいたいております。
お子様がペンで落書きをしてしまったという事ですが、同じ黒いペンだったこともあり落書き自体は写真では写らない程度のものでした。
ただ、油性ペン特有のテカテカしたような痕が残ってしまっていたので、こちらもキレイに修理させていただきます。
それでは今回もさっそく修理をはじめていきましょう!
こちらのA.P.Cのお財布がどのようになったか、続きをご覧ください!
修理内容は? -スレ傷補修とリカラー修理-
今回の修理内容は、スレ傷補修とリカラー修理です。
バッグの正面や背面に目立ったいてミミズ腫れのようなスレ傷などを、専用のキズ埋め剤などで整えていきます。
この時に注意するのが、あまりキズ埋め作業をし過ぎるとシボと言われる革の柄やシワなどを消してしまい、表面が革っぽく無くなってしまうんですね。
ハーフムーンバッグも、一見表面がツルっとしているように見えるんですが、細かく見ると革の毛穴やシボがあるので、キズ埋めし過ぎるとシボなどまで埋めてしまい違和感が出てしまうので注意しながら作業をさせていただきます。
過去に当店でもハーフムーンバッグの修理を多くさせていただきましたが、ハーフムーンバッグに使われている革って結構ハリのある硬めの革が使われているんですよね。
ハリがある分だけ、丈夫だし型崩れなどもしにくいんですが、表面が硬いとキズなどが入りやすい傾向にありますね。
特に衣服に付いている金具やプラスチックパーツ、あとはフッとした拍子に何かにぶつけてしまい今回ご相談のようなキズ付いてしまうケースが本当に多いですね。
補修剤などでキズ埋め作業を行ってからは、色味の統一感を出すためにカラーリング剤でのリカラーをさせていただきました。
キズう修理と一緒にご相談頂きました落書きも、クリーニングとリカラーでキレイに補修させていただきました。
元々あったキズに比べますと、かなり目立たなく出来たと思います。
こちらで今後も気持ちよくご使用いただけたら幸いです。
before-after 写真
【before/after】
・バッグの正面から。今回はA.P.Cのハーフムーンバッグ修理のご相談です。
ブランドを代表するハーフムーンバッグですね!
・ご使用年数は2年程という事でした。写真では分かりにくいですが、バッグの正面や背面に目立つスレ傷が付いてしまったため直したいというご相談をいただきました。またお子様の落書きの痕もあるという事で、合わせて修理をさせていただきます。
・当店でも多くのハーフムーンバッグの修理をさせていただきましたが、ハリのある硬めの革が使われているので、丈夫な反面、表皮のスレ傷は付きやすいように感じます。フッとした拍子で同じようなスレ傷がついてしまうケースが多いですね。
・補修剤などを使用してキズ埋めをしてから、色の統一感を出すためにバッグ全体のリカラーをさせていただきました。落書き痕もクリーニングしてから、リカラーでキレイにいたしました。
いかがでしょうか?
今回のご相談のまとめ
本日はA.P.C(アーペーセー)のハーフムーンバッグのスレ傷、リカラー補修をご紹介いたしました。
この度は修理のご依頼を頂きまことにありがとうございました。
これで今後も気持ちよくお使い頂けますと幸いです。
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